なぜ男は「愛してる」と言ってくれないのか?
M.ナイト・シャマラン監督の映画「ヴィレッジ」でアイビーとルシアスは恋人どうし。
アイビーの「どうして思ってることを言ってくれないの?」という問いかけに対してルシアスはこう答えています。
君はどうして思ってることを全部話すんだ?
なぜいつも僕をリードしたがる?
君と踊りたければそのときは誘うし、もし話をしたければ自分から君に話しかけるよ。 みんな僕に喋れ喋れって言うんだ。
だけどいつも君を思ってるってことを口に出してなんになる?
いつも頭の中が君のことでいっぱいで仕事も手につかないって言ってどうなる? 言葉を連ねてなんになるんだ?
そんなことより僕にとって大事なのは君が危険な目にあわないこと。 だから僕はこのポーチにいるんだよ、アイビー。 誰よりも君を守ってあげたいから。
この映画のルシアスのように、男はなかなか「愛してる」とは口に出さないものです。 だからといって、あなたのことを愛していないわけではありません。
男は、自分の気持ちを伝えるのが下手なのです。
「愛を語らず、態度で示す」
それが男というものです。
ですから、女性のほうが相手の男の態度や表情を注意深く監察し、そこから彼の愛をくみ取ってあげるべきなのです。
とはいうものの、男から「愛してる」の言葉を引き出す手段がないわけではありません。
「あなたと一緒にいると楽しいの」とか「最近あなたのことを、とても身近に感じるようになったわ」なとど、穏やかな口調で切り出し、二人の交際がどれほど親密なものなのか、男に気づかせてあげるのです。
そうすることで、男は自分が「愛してるよ」とささやけば、女性も同じ言葉を返してくれることに確信が持てるのです。
男は自分のプライドが傷つけられることをもっとも恐れます。
男にとって最悪のシナリオとは、彼女に「愛してるよ」とささやいても、相手が同じセリフを言ってくれないことなのです。