恋が生まれやすい状況とは?

はじめにマイナス感情があるほど恋が生まれやすい

ある心理実験によると、はじめから終わりまで終始一貫して好意的な態度を示してくれた人よりも、はじめは非好意的な態度を示しておいて徐々に好意的態度を示すように変化した人のほうが好かれるという結果が出ました。

この結果からいえることは、ある人の好意を獲得するためには、はじめから好意的態度をとり続けるよりも、はじめのうちは無関心のふりをするか、むしろ拒否的な態度をとっておいて、しだいに積極的な関心を示し、好意を明らかしていくほうが効果的であるということです。

自尊心が傷ついたときは好意が愛に変わりやすい

そのときの自尊心の状態によって、相手に対して感じる魅力も変わってきます。

人は自尊心を傷つけられたときほど相手の好意を受け入れやすいという傾向があります。

日頃は周りの女性に目もくれず仕事一途といった男性でも、何か失敗をして自尊心が大いに傷ついたときに女性から優しく声をかけられると、いつものように冷静な気持ちではいられないはずです。

両親の干渉があったほうがうまくいく

「ロミオとジュリエット」の物語に代表されるように、恋に落ちた若い男女に対して、両親が干渉するということはよくあることです。

ところが、自分の子供の恋愛に対して、むやみに反対することは逆効果となることが多いです。なぜでしょうか?

両親の干渉にあった恋人たちには「集団の団結力」という心理が働きます。 集団の団結力とは、共通の外敵の存在によって強められる結束力のことです。

共通の外敵が存在する場合は、明確な目標のもとにより強固な団結を確立することができます。

ところが、共通の外敵が存在しない場合は、さし迫った状況がなくなるため、内輪もめが起こりやすくなるのです。

この心理メカニズムは恋愛においてもあてはまります。つまり、両親の干渉が強ければ強いほど、二人の愛情の絆がますます強くなるということです。

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