なぜ男は話を聞くのが下手なのか?
女性が自分の気持ちや問題について相談をするとき、必ずしもアドバイスを求めているわけではありません。 「ただ話を聞いてほしい」から相談をするのです。
女性というものは、「話を聞いてもらった」「相手と共感できた」ということに何よりも深い満足感を覚えるからです。
女性にとって話すことは気持ちを晴らすための最高の手段なのです。
しかし、男にはこのような女の話し方は理解できません。
なぜでしょうか?
男はプライドに生きる動物です。
男は自分の力だけで何かを成し遂げることに誇りを感じています。
余程のことがなければ、他人に助けを求めたり、話を聞いてもらったりはしないのです。
自分が直面している問題を他人に話すことは、アドバイスを求めてのことだと理解しています。 そして、そんな弱い自分を他人に見せるのは恥だとも考えています。
何か大きな問題にぶつかると、男は自分の世界に閉じこもって無口になることがありますが、その理由がここにあるのです。
だから、女性が自分の気持ちや問題について話し始めたときも、男はつい男の思考回路で考えてしまうのです。
男は聞き手として解決法を考えてあげ、彼女を一刻も早くその問題から開放してあげるのが自分の役割だと考えてしまうのである。
女性はそんなことよりも、ただ黙ってグチを聞いてほしい、同情してほしいと思っているだけなのですが・・・。
この男女の習性の違いを、お互いが理解し合うだけで、二人の関係は確実に変わっていきます。
女性が彼に話を聞いてもらいたいときは、「話してすっきりしたいから、ただ話を聞いてもらえる?」とはじめに言っておきましょう。
そう言ってもらえれば、彼も女性の話に口をさしはさむことなく、熱心に耳を傾けるようになります。
しかも、そうすることで彼女の欲求を満たしてあげているとわかれば、男にとっては喜びにすらなるのです。
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